無尽蔵に増えていく効果音ファイルを管理

今回は素材管理にうってつけのツールMyncについて少しだけ紹介します。

素材管理ツールMync　https://myncworld.com/

EDIUS９をインストールすると一緒についてくるので、利用しているかどうかは人によりけりでしょうがEDIUSユーザーの方はなんとなく見知っているかと思います。
 

Myncの概要

Myncは素材の取り込みからタグ付け管理、検索、カタログ整理、簡易編集の機能が備わっているのみならず、EDIUSで使用できる様々なコーデックのファイルを編集アプリケーションを立ち上げることなく再生確認することが出来る優れもののツールです。「.wavはメディアプレイヤーで開くようにしてるけど.aiffはQuickTimeプレイヤーを起動するようになってるんだよね」みたいなことがなく全てがMync上でプレビュー出来ます。

当然ですがグラスバレーのHQとHQXで書き出したAVIファイルもMync上で再生できます（※重要）。

細かい用途や使い方に関しては後日別の記事でまとめていきます（いま一時的に動画チュートリアルが作成できる環境に無いのでしばらくお待ちください）。

今回は触りとして膨大な量になっていく効果音のファイルをMyncで管理しようというテーマで機能の一部を紹介します。

 

つぎ足し増設の様に増えていく効果音…

時間が出来たら整理しようと思うのです。思うだけでなかなか時間が取れない。忙しさにかまけて手掛ける作品数が増え、作品数が増えるとその都度必要になるSEもまた増えていく。新たに探してなんとなくフォルダ管理で分類して。

結果、[hanyou]→[se]→[gun]のフォルダの中にさらに[gun]のフォルダがあるし、[dageki]フォルダの中にも[gun]のフォルダがあって重複するファイルすらある。で、SEを探す時は結局エクスプローラの検索に[スズメ]とか入れて検索してから持ってくる。なんともまぁ時間のロスをしているのか。なので、そろそろ重い腰を上げて本気でファイル管理をしようと思い立ちました。そこで出てくるのがMyncです。

 

タグ検索・お気に入り登録できるという利点

 

上記画像ファイルの右側上から、ファイル名と基本情報の下に星があると思いますがここをクリックすることでレートを入れていくことが出来ます。☆１以上のファイルはお気に入り登録されるので探しやすくなります。例えば同系統の銃声に関してもこの星の数で自分の好みが分かるようにできますし、少し下がってコメント欄に「室内環境で重い低音」と書いたり「野外で迫撃砲、ターン」と書いたりしておけばそのファイルがどの音なのかは一目瞭然。

またタグに「銃声」「アクション」と入れておけばタグ検索で必要なファイルをすぐに呼び出すことが出来ます。検索したものはエクスプローラの様にドラッグアンドドロップして編集アプリケーションのタイムライン上に持っていくことが出来ます。

 

EDIUS 9のソースブラウザと連動

さて。ここまではEDIUSユーザー以外でも便利ですよ、もっと言えば編集アプリケーションを持っていない人でも有用ですよということで素材管理ツールMyncとして独立して説明してきましたが、じゃあMync Standardが同梱されているEDIUS 9と連携させたらどうなるのか、ということにも触れておきますと。なんとここで登録したお気に入りもカタログもEDIUSのソースブラウザタブに反映されます。

ですので必要になってくる効果音をMync上で選別して新しいカタログに入れていけば、その抜粋しておいたSEをEDIUS上だけで簡単に持ってくることが出来ます。Mync単独でもエクスプローラで管理するより断然便利なので利用を推奨しますが、EDIUSユーザーならば尚更ですね。ここで管理しておけば次の仕事からはどれほどの時間短縮になる事か。

今回はさわりということで効果音ファイルについて取り上げましたが、背景用のCGやこれまた膨大な量になっていくロイヤリティフリーのテクスチャや写真の数々もタグ管理して検索できますしエクスプローラみたいな使い勝手で操作も出来ます。

 

なんとこのMync。2018年11月30日までベーシック版が無料でダウンロードできます。無料でダウンロードできます。GVHQコーデックもProResも再生出来るしタグ管理お気に入り管理カタログ整理が出来る、ツールが、まだEDIUSを持っていなくても、無料でダウンロードできます。

素材管理ツールMync　https://myncworld.com/

 

もしEDIUS９ユーザーの方で今まで使っていなかったという方も、ぜひ一度HPを見て使い方を確認してみてください。エクスプローラでフォルダ分けして管理していくより、断然便利です。

Myncに関しては後日また、素材取り込みなどについてを別の記事で紹介していきます。