NewBlue TotalFX 7 期間限定版 (1年)は買いか?
by Joshimitsu Asahara · 2019年9月17日
今までの記事ではEDIUS Pro 9で利用できる無償プラグインについて書いてきましたが、今回はNewBlueFX社の有償プラグイン NewBlue TotalFX 7 期間限定版 (1年) を紹介していこうと思います。
まずはプラグインの概要から。NewBlue TotalFX 7 期間限定版 (1年)はその名の通り、NewBlueFX社のプラグインを1年間利用できるライセンスです。収録プラグインはTitler Pro 7をはじめ、Filters 5 Ultimate、Transitions 5 Ultimate、Stylizers 5 Ultimate、Essentials 5 Ultimate、Elements 3 UltimateとNewBlueFx社のすべてのプラグインを収録します。これらのプラグインは EDIUS Pro 9はもちろん、Media ComposerやPremiere Pro、Vegas Proなどで使用できます。
NewBlue Titler Pro 7 Ultimate
NewBlue Transitions 5 Ultimate
NewBlue Essentials 5 Ultimate
NewBlue Filters 5 Ultimate
NewBlue Stylizers 5 Ultimate
NewBlue Elements 3 Ultimate
TotalFX7収録プラグイン
- Titler Pro 7 Ultimate:2D/3Dタイトラー
- Filters 5 Ultimate:カラーフィルターをはじめ、ライトリークやグローなど24種類のエフェクトを収録
- Transitions 5 Ultimate:63種類のトランジションプラグインを収録
- Stylizers 5 Ultimate:水彩画や油絵、トゥーン系などスタイライズ系プラグインを35種類収録
- Essentials 5 Ultimate:レタッチやコントラスト調整プラグインなどを28種類収録
- Elements 3 Ultimate:キーヤーやオートパン、PIPなどを21種類収録
TotalFXがあれば、EDIUS Pro 9で3Dタイトルの制作やカラーコレクション、エフェクト処理、トランジション、レタッチなど一通りのことができます。
デモ&正規版インストーラーのダウンロードは こちら から。デモ版ではプレビュー画面に透かしが入りますが、プラグインの全機能と利用PC環境での挙動を確認することができます。実際にインストールして試してみてください。
永久ライセンスとの違い
TotalFX 7 期間限定版 (1年)と TotalFX 7 永久ライセンスの違いは使用期間のみです。収録プラグインや機能、対応アプリケーションなどはすべて同一となります。期間限定版の場合は期間中は常に最新版が利用できるため、プラグインのバージョンアップに伴うアップグレードという概念がなくなります。
※NewBlue TotalFX 7 期間限定版 (1年)と通常のNewBlue TotalFX 7の違いは利用期間のみ、収録製品は同一となります。
※NewBlue TotalFX 7 期間限定版 (1年)は、ライセンス認証を行った日より1年間利用することができます。
※1年の期間終了後も利用を続ける場合、再度期間限定版 (1年)を購入してライセンス認証を行うことで引き続きご利用いただけます。
※利用期間内に製品のアップグレードがあった場合、無償で最新版を利用することができます。
※期間限定版と永久ライセンスはインストーラーが異なります、各製品ページよりダウンロードしてご利用ください。
価格について
消費税8%の2019年9月現在でTotalFX 7 期間限定版 (1年)の価格は¥33,690。月単位で考えれば約¥2,800となります。使用期間に制限のないTotalFX 7は¥210,600となるため、TotalFX 7 期間限定版 (1年)を6年間使い続ける金額と、TotalFX 7の永久ライセンスの購入価格が同じくらいになります。
さいごに
サブスクリプションはそれ自体の価格設定や従来の永久ライセンス価格との比較、もともと発生していたアップグレード時のコストとの兼ね合いで印象は変わるものです。
個人的には利用頻度の高いCreative Cloudの価格は安いと感じています。正確な金額は覚えていませんがCreative Suite 6 Production Premiumの新規ライセンスが20数万円、5.5からのアップグレード版が5万程度であったと思います。CS時代の価格設定と利用頻度を考えると現在のサブスクリプションは非常に魅力的なサービスです。
また、AdobeやAmazonで定期的にセールがあるためタイミングを狙えばさらにお得感は増します。そして買い切りのライセンスと比べて初期投資が低い分、もし仮にCreative Cloudを凌駕するようなサービス提供がスタートしたとしても、比較的簡単に乗り換えることができます。
逆に使用頻度の低いオフィスのサブスクリプションにはまったく魅力を感じません。用途としてはファイルが開ければ良い程度で最新版を使う必要もないため、こちらは昔買った永久ライセンスを使い続けています。
それでは最後にNewBlue TotalFX 7 期間限定版 (1年)は買いか? という点について。
既にいずれかのNewBlueFXプラグインを高頻度で利用している場合はこのタイミングでサブスクリプションに乗り換え、全製品利用できる環境に移行するのはアリだと思います。プラグインの導入を検討しているという方の場合はデモ版で収録プラグインを確認し、利用頻度が高くなりそうだと判断するのであれば1年間ためしに使ってみるといいかと思います。プラグインの使用感はデモ版でいくらでも確認できるのでそれを活用しましょう。
仮にセール時に安くなっているタイミングであれば、ひとまず購入して1年間使ってみてから延長するかどうかを検討する、というのも選択肢のひとつだと思います。サブスクリプションは初期投資額が低く導入の敷居が低いのと同時に、サービスの利用停止の敷居もかなり低くなります。うまく活用すれば永久ライセンスを購入するよりも低いランニングコストで活用していけると思います。
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