Magic Bullet Looks 4をEDIUS Pro 9にインストールする
by Joshimitsu Asahara · 2019年6月18日
以前書いた、EDIUS OFX Bridge をインストールするの記事で紹介したEDIUS OFX Bridgeを利用することで、Magic Bullet Looks 4をEDIUS Pro 9で利用することが可能になります。今回の記事では、実際にMagic Bullet Looks 4をインストールしてEDIUS Pro 9上で動かしていきます。
Magic Bullet Suite 13 のページよりデモ&正規版インストーラーをダウンロードしてインストールしました。インストール方法が不明な方はサイト内にあるRed Giant 社製品インストール/アンインストール方法をご参照ください。
ダウンロードしたMagic Bullet Suite 13インストーラーを解凍してインストールを進めます。インストール途中のSelect Componentsで表示されるアプリケーション選択で、EDIUS 8にチェックを入れてインストールを完了させました。なお、今回利用したMagic Bullet Suite 13のインストーラーは2018年10月15日にリリースされたバージョン13.0.11となります。
eIDにて配布されるPDF (2017/12/15EDIUS OFX Bridge をアップデート! Titler Pro 5 for EDIUS 9 付属!)には、EDIUS 9用のOFX BridgeはRed Giant Magic bullet Looksをサポートと書いてあります。しかし、Magic bullet Looksの開発元であるRed GiantではEDIUS 8.2と表記があるだけで EDIUS 9の表記はありませんでした。
もしかしたら動作環境について何かおかしなところがあるのかもしれません。インストールして検証していきましょう。OFX Bridgeの利用方法はビデオフィルター内のNewBlue EssentialsにあるOFX Bridge - Effectsをタイムラインのクリップにドラッグ&ドロップして適用。続いてOFX Bridge - Effectsのダイアログを開き、Looksをダブルクリックするとパネル右側にLooksが表示されます。Looksでの調整をする場合はEdit Look...をクリック。
ちなみに、Magic Bullet Suite 13インストール時にすべてのプラグインにチェックを入れたため、Magic Bullet Looks以外にもCosmo IIとFilm、Mojo II、RenoiserもOFX Bridgeに表示されました。これは上記プラグインがOFX対応であり、C:\Program Files\Common Files\OFX\Pluginsにインストールされることに起因します。
Edit Look...をクリックしてLooksを起動します。ネイティブ対応のAfter EffectsやPremiere Proで起動するものと同じUIが表示され、スコープ類からプリセット一覧、各種ツールもすべて表示されました。Magic Bullet Looks 4ページで紹介されている新機能もすべて動作し、自身で作成したプリセットの保存やロードも問題なく動作します。OFX Bridge及びRed Giantからのサポートの情報が古い状態なのかもしれませんが、動作するかしないかで言えば動作しました。また、ソフトウェアのレスポンスも良好、プレビュースピードもスムーズで処理に時間がかかる等の不具合はありません。
Magic Bullet Looks 4ページで配布されているインストーラーを利用することで、Magic Bullet Looks 4をライセンス認証を行わずにデモ版としてインストールすることができます。プレビュー画面にバッテンが入りますが、プラグイン自体は正規版と同じものなので動作確認まではデモ版で行うことができます。EDIUS Pro 9ユーザーでMagic Bullet Looks 4の導入を検討の方は、一度Magic Bullet Looks 4をデモ版としてインストールして実機で動作検証をおすすめします。
最後になりますが、OFX Bridgeとサードパーティープラグインの仕様についてまとめておきます。
- OFX BridgeはEDIUS Pro 9ユーザーが無償で利用できるプラグインブリッジツール。
- OFX Bridgeを利用すると、Magic Bullet Looks 4などのOFXプラグインの利用が可能になる。
- OFXプラグインは別途ライセンスの購入が必要。
- OFXプラグインのライセンス認証認証を行わない場合プレビューに透かしが入る。
- OFXプラグインのライセンス認証を行わない場合は透かしが入るが動作検証は可能。
- OFX BridgeにはTitler Pro 5を含む複数のNewBlueFXのプラグインが付属する。
- OFX Bridgeに付属するNewBlueFXのプラグインは無償で利用可能、また期間の制限なく利用できる。
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